空の冷蔵庫
少し遅くなった情報ですが、プチホテルの客室には今シーズンから空の冷蔵庫を備えております。
コンビニなどが白馬に何軒か出来てから、お飲物をお気軽にお持ち込みいただける状況もあるでしょう。また、冬季はグループのお客様が増えて、食事の後は皆で乾杯!といった楽しまれ方も多いと思います。
そんなわけで、お客様に好きなお飲物をお持ち込みいただいて楽しんでいただければと思っておりますが、実は、年々お持ち込みの空き缶、空ビンなどのゴミの量が半端ではないのが当館の悩みになっています。
白馬は大自然に囲まれた観光地という制約上、ゴミの減量化とリサイクルが大きな課題になっています。(もちろん、日本中、地球上の、最重要課題でもあるわけですが・・。)
ゴミを捨てれば、目の前からなくなる訳ですが、そのゴミを処理するにはコストも環境破壊も伴うというのが、21世紀の人類が直面している大きな問題だといえるでしょう。
コンビニで売られる新商品は、ペットボトルもビンも缶も売上を伸ばすために凝ったものが増えて、一度で廃棄されるにはモッタイナイと思うものが多くなっています。コストを払えば”置いて”いっていいのではなく、購入者が最後まで責任を持つ買い方が望ましいと言うのは言い過ぎでしょうか。
今日から空の冷蔵庫の前に
「白馬の自然環境を守るために、ゴミのお持ち帰り、リサイクルにご協力ください。ご自身の責任でゴミ処理と減量化を行ないましょう」
と書くようにしました。
空き缶、ペットボトルを捨てれば(置いていけば)目の前から無くなりますが、地球上のゴミはひとつ増えます。
ゴミ処理のコストはお金では払えません。
ひとりひとりの行動と英知で賄って行くべきだと思いますが、いかがでしょうか。