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2011年03月29日

「がんばれ!東北」白馬支援隊(1)

あぜくら山荘の渡辺さんからのメールで、ライオンアドベンチャーの若い人が
「RAJ東北災害バス支援白馬隊」というのを立ち上げて、宮城県登米市に
現地本部を置く「RQ市民災害救援センター」に合流して活動をするという連絡を
受けました。

明日30日に白馬を出発して登米市の鱒淵小学校に向かい、現地ではマイクロバスで
石巻、気仙沼の避難所から近くの温泉に送迎して入浴を支援する活動を行うとの
ことです。

<ただいま現地で不足しているもの>・白米・調味料・洗剤・電池・下着・長靴
<現地でほしがっているもの>・かんずめ・カップメン・そうじ道具・おかず(味付けのりなど)

と書かれていましたので、スーパーに向かってとりあえず手に入ったアンパンマン
ふりかけ、白がゆ、梅がゆ、カップスープ2種、カップ味噌汁などを買って届けました。

これまで県や村が募集した救援物資は、電池、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、
生理用品、水、カップ麺(どれもケース単位)などで、それ以外のものを送る手段が
ありませんでした。

だから、決められた救援物資を買い集めて送るのだったら、義援金を少しでも多く送った
ほうがいいだろうと思っていましたが、今回のように、小口でも気に入ってもらえるような
ものを届けてくれる白馬支援隊をありがたく感じました。

touhokushienn.jpg

(この写真はライオンアドベンチャーのブログから拝借しました。ありがとうございます。)
明日から現地に行って、マイクロバスで被災者の方を温泉に送迎するというのは、たい
へん喜んでいただけることだと思いますから、ライオンアドベンチャーの皆さんの行動力
に一村民として心から感謝したいと思います。

また、今回の情報で「RQ市民災害救援センター」の存在を知って、アウトドア、エコツー
リズムに関心を寄せる若い人たちの行動力にもたいへん嬉しく思いました。

http://www.ecotourism-center.jp/ 

(エコセンでは、東京(西日暮里)事務所に災害救援本部「RQ市民災害救援センター」(略称「RQ」。「エコセン災害救援本部」から改称)を設置し、仙台市、山形県天童市、宮城県登米市と現地本部を移動しながら救援活動を行っています、と書かれていました。)

このアドレスで活動の詳しい報告が見れますので、個人的にも応援をしたいと思いました
のでお知らせいたします。
(入浴支援時の入浴料はRQ震災支援金基金が負担するとなっています。)

このあと白馬支援隊は、持参したガソリンがなくなるまで入浴支援を行い、2回目は4月
10日頃に白馬から現地に向かう予定と聞いていますので、白馬村民がもっと広範に
支援を支えていければいいですね。

2011年03月28日

タカシ君が帰った。

@)

今年の冬シーズン、2月の初めから3月末まで、アッサムの居候として頑張った
タカシ君が昨日東京に戻った。
2ヶ月間のあいだ、本当に、お疲れさんだったね。

いつもは私と家内と娘(+ネコ3匹)がアッサムだったけど、タカシ君もアッサムの
メンバーになった。家内とミオはそれを楽しんだし、私も見ていてハラハラするど
ころか、かなり楽しかった。家ネコのシープもクコもミナも、すぐに懐いてけっこう
リラックスしているみたいだったよ。

でも2月のうちはけっこう忙しかったし、初めての体験ばかりだったと思うから、タカ
シ君にとってはいろいろたいへんだったと思う。

連日20〜30cmも雪が降って除雪をしたり、マイナス5度の物置の漬物桶から野沢
菜を持ってきたり、毎日のバスルームやトイレの掃除、客室の清掃、ベッドメーク、
夕方になれば、お客さんのテーブルのセットや食事のサービス、後片付け、ガス台
とレンジフードの清掃、床拭き・・・、数えればキリがなかったよね。

時間が取れると、晴れた日は村内を歩いて写真を撮ったり、大糸線に乗って松本に
行って半日以上歩き回った事もあった。

それから、比較的に暇な平日に壁紙の張替えをやったり、(間近にお客さんが決ま
って、慌てた時もあったり・・)、壁紙をはがす事が想像以上にたいへんだった。

じゃらんのクチコミで「車の雪を払ってもらえて嬉しかった」と書いてくださったり
して、苦労も多かったけど、お客さんに喜んでいただけたことが伝わってくると嬉し
かった。たかし君にそれを伝えるとちょっと照れるような顔をしていたけどね。


A)

3月に入って、(お客さんがあまりいなかったから)昔の勘を頼りにスキーを始めた。

広い白馬五竜のゲレンデのほんの一角からスタートして、だんだん、中級の斜面も
滑れるようになり、余裕を持って白馬三山や五竜菱も望めるようになった!


B)

仕事の時も、私たちと食事をとる時も、スキーから帰って来た時も、タカシ君は
いつも変わらない笑顔を私たちに見せていた。

それが私たちを和ませ、娘や家内の親しみがタカシ君に笑顔を導いたと考えれば、
「アッサム」というひとつ屋根の下の生活は代え難いものだったたことになるだろう。

人は生まれて育って、人と出会ってさらに大きくなるが、「自分」に出会うことは本当は
至難の技だ。自分を斜めから見ることが出来ても、自分に「向い合う」ことはなかなか
出来ない。

そんな時は、家族や友人の眼に映った自分を探すのもいいだろう。自分に本当に
「向い合う」ために、人と人との出会いはあるかもしれない・・。

2011年03月22日

長野県北部の地震について

3月11日、午後2時46分に起きた東日本大震災の被害状況が明らかになる前の、
翌朝12日の早い時間に、長野県北部の栄村を震源とする地震が起きました。

アッサムでは、神戸からお客さんが白馬に向かっている時間で、3:59に震度6強、
続いて4:32に震度6弱、さらに5:42にも震度6弱の地震が栄村で観測されました。

栄村は新潟県の十日町との県境で、白馬から90kmぐらい離れているでしょうか。
ただ白馬では震度3で、野沢温泉は震度5だったと報道されましたが、今のところ、
白馬で感じられる余震はほとんどありません。12日、白馬五竜47は点検のため
下部ゲレンデのみの営業になりましたが、13日からは全面滑走可能になって
営業しました。

ただ、12日の早朝にお客さんから連絡をいただいた時は、情報がまだ良く掴めて
おりませんでしたし、神戸から向かっていただいていたお客さんは携帯の緊急情報
で長野北部の地震だということで危機感を持っておられたので、白馬が震度3で
影響は軽微だということをお伝えした後はお客さんにご判断を委ねることに致し
ました。

今回の地震で、ご予約された方から、やむを得ずキャンセルのご連絡をいただく
ことも多々ありましたが、地震、津波、更に原発災害と追い打ちをかけた今回の
震災の報道を目の当たりにして、日本中を駆け巡っている今回の震災が、まだまだ
予断を許さないところにあるのは間違いないことでしょう。

震災が勃発して10日ほどたった今、この間に、世界地図が著しくバランスを欠く
ようになったことが感じられます。

ただ、被災地の東北の方が震災に立ち向かって生きていこうという姿勢を示されて
いるのは、新聞やTVが良く伝えている所です。そうであれば、地震、津波、原発
といった被害に直接遇ってない私たちは、それぞれの生活が許す範囲で、被災地の
方々の後方支援が出来るように関わって行きたいと思っています。


2011年03月17日

宿泊代の一部を義援金とさせていただきます。

今回の震災に遭われた多くの皆様、またご家族、ご親戚、ご友人の方々に、
心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
当館は被害はなく、ご宿泊いただいた皆様からお一人に付き1,000円の義援金を
お預かりしたと受け止め、通常通りの営業を行わさせていただいております。

当面、冬季営業は4月10日までとなりますが、ご宿泊代の中から、大人1泊2食付
1名様につき1,000円(素泊まり1泊1名、小人1泊2食1名様500円)を東日本大震災
への義援金としてお預かりしていると考え、白馬村社会福祉協議会 (0261-72-7230)
を通じて寄付させていただきますのでよろしくお願いいたします。

金額などについては、後日このブログで報告させていただきますのでご了解
いただければと思います。



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