お菜漬けの季節
今日からもう12月。
畑の片付け、雪囲いなどがほぼすんで、3度目の雪が里にも降りそうな天候の中、恒例の
野沢菜漬けを行いました。
今年は100kgのお菜(長野では、”お菜”といったら野沢菜を指すんですよ)を中条の堀内さん
から仕入れ、80kgはいつものように塩漬で、20kgは昨年試験的にやった黒糖しょうゆ漬に
することにして、4つの大きな桶を用意しました。
お湯でよくお菜を洗い、4斗桶3つと3斗桶1つのそれぞれに、お菜と漬け材料を交互に入れ
ながらお菜を積み上げます。
(その写真を1枚撮ればよかったのですが!撮り忘れてしまって・・・。
ビニル袋に包まれて、お菜が桶の縁から20cmぐらい積み上っているのです。)
漬け材料は漬物塩、日高切昆布、唐辛子。塩分は今年から減塩ということで、4%から3.5%に。
短時間(1〜2晩がいいそうです)に水が上がるように漬けるのお菜漬けコツと聞いていますから、
重石は材料のほぼ3倍を目安にしっかり積み上げました。
(大小、10kg位から30kgほどの重石を幾つも載せました。)
漬けた晩は寝るまでに3回ほど様子を見に行きます。
重石が傾いていないか、重さの加減はどうか、など等。
はじめの嵩の半分以下にならないと水は上がってきませんが、重石が少なければ足して、
効いていれば少なくします。
上の写真は1晩漬けて水が上がって重石を軽くしたもの。左はまだ水が少ないので、重石を少なくしてのせてあります。
さて下の写真は、水が上がったお菜の初公開ですが、少しはお菜漬けらしく見えるでしょうか?
これから食べ頃になるまで3週間以上、白馬の凍りそうな気候の中で、少しづつ美味しくなって
いきますから、今年も野沢菜を期待してお越しくださいね。
こちらは黒糖しょうゆ漬バージョンです。
20kgのお菜に対して、沖縄黒糖1.7kg、しょうゆ3L、お酢1.5L入っています。
お菜を作ってもらっている中条ではこの漬け方も人気のようで、黒糖の甘い香りがお茶受けにも
喜ばれるでしょうね。
今年のアッサムのお菜は、この2通りで用意します(黒糖しょうゆは量が少ないので、先に
品切れになるかもしれません)が、果たして、皆さんのお好みはどちらになりますでしょうか?